特定健診日記

生活習慣病・メタボについてのホットトピックスを発信中

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

LH比に注意。 - アストラゼネカ・塩野義製薬がキャンペーン

高コレステロール血症治療薬クレストール(ロスバスタチン)の製造・販売元であるアストラゼネカと塩野義製薬が「血管に注意。LH比に注意。」というキャンペーンを一般向けにこのほど、開始したそうです。下記はアストラゼネカ社のホームページのプレスリリ…

東京都糖尿病医療連携協議会の動向

東京都糖尿病医療連携協議会の動向について、キャリアブレインニュースが以下のように報じていました。まだまだ実際の立ち上げまでには時間がかかりそうな様子です。 医療資源調査、項目確定に至らず−都糖尿病医療連携協議会 東京都の糖尿病医療連携協議会は…

糖尿病発症に至る血糖値・インスリン値の変化の自然経過

特定健診・保健指導 2型糖尿病の発症に関して、発症前からの経過を追った観察研究の論文がこのほどlancet誌に掲載されました(Trajectories of glycaemia, insulin sensitivity, and insulin secretion before diagnosis of type 2 diabetes: an analysis fr…

協会けんぽの特定健診受診率(2008年度):本人35.9%、扶養家族11.2%にとどまる

特定健診・保健指導 協会けんぽ(全国健康保険協会管掌健康保険)の2008年度(初年度)の特定健診の受診率がかなり低かったことがこの程、公表されました。加入者本人の受診率が35.9%、扶養家族に至っては11.2%だったそうです(出典はこちら)。 協会けんぽ…

抗インスリン受容体自己抗体によって発症した「B型インスリン抵抗症」がピロリ菌除菌で治癒

昨日の新聞各紙に、東北大学のグループがlancet誌に報告した「B型インスリン抵抗症」の症例報告のことが載っていました。下記は読売新聞の記事です: 胃潰瘍(かいよう)などを引き起こすヘリコバクター・ピロリ菌が、糖尿病の一種「B型インスリン抵抗症」の…

特定健診2年目:共済組合も2年目は順調にスタート

特定健診 特定健康診査(特定健診、またはメタボ健診)も2年目に入りました。それまでの自治体検診から特定健診制度になって一番影響を受けたのは健康保険組合員の「被扶養者」の人たちでした(自治体主導ではなく保険者主導の健診になったわけです)。昨年…

カロリー制限による老化抑止をアカゲザルで確認 - Science誌より

今週のScience誌に「アカゲザルでカロリー制限(30%カット)の老化抑止効果を確認できた」という論文(Caloric Restriction Delays Disease Onset and Mortality in Rhesus Monkeys. SCIENCE 325: 201-204, 2009)が掲載されました。カロリー制限の効果はげっ…

健保の特定健診受診率(2008年度):本人は75%、扶養家族は32.5%

特定健診・保健指導 2008年度(初年度)の特定健診の受診率がほぼ出揃いました。健康保険組合連合会のまとめによりますと、健保加入者本人の受診率が75.0%、扶養家族は32.5%だったそうです(出典はこちら)。 「健保加入者本人」は従来、労働安全衛生法に基…

ランタス(グラルギン)と発癌との関連について

インスリンの分子構造をごく一部、改変することで、吸収特性を変え、さらに使いやすく改良した「インスリンアナログ製剤」はここ数年、急速に普及してきていましたが、ひょっとしてひょっとするとそこに「落とし穴」もあるかもしれない・・ そんな不穏なニュ…