特定健診日記

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レグテクト(一般名アカンプロサートカルシウム):アルコール依存症の断酒補助剤が新発売

本日(5月27日)、アルコール依存症の断酒補助剤「レグテクト」(一般名アカンプロサートカルシウム)が本邦新発売となりました。脳内の主要な抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)と構造上の類似性を有するホモタウリンの誘導体で、中枢神経系に作用し、アルコール依存で亢進したグルタミン酸作動性神経活動を抑制することでアルコール依存症患者の飲酒欲求を抑制すると考えられているそうです。1987年からフランス、1994年からヨーロッパで、2004年から米国で承認され、現在、世界の24ヵ国で販売されています。


効能効果・用法用量は以下の通りです:

  • 効能又は効果

アルコール依存症患者における断酒維持の補助

  • 用法及び用量

通常、成人にはアカンプロサートカルシウムとして666mgを1日3回食後に経口投与する。
本剤の投与期間は原則として24週間とすること。治療上の有益性が認められる場合にのみ投与期間を延長できるが、定期的に本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないこと。

  • 効能・効果に関連する使用上の注意
  1. アルコール依存症の診断は、国際疾病分類等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ使用すること。
  2. 心理社会的治療と併用すること。
  3. 断酒の意志がある患者にのみ使用すること。
  4. 離脱症状がみられる患者では、離脱症状に対する治療を終了してから使用すること。


実際の断酒成功率については、インタビューフォームに以下のデータが掲載されています:



アルコール依存症患者さんへの福音となるかどうか、期待されます。


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