糖尿病で治療中の推定患者数、減少傾向? - 「平成20年患者調査の概況」より
昨年12月に厚生労働省から発表になった「平成20年患者調査の概況」によりますと、平成20年10月時点での糖尿病治療中の患者総数は、237万1千人と推計されたそうで、この数字はその3年前の平成17年10月時点の調査時の246万9千人から若干ですが、減少しています。
調査年 | 2008年 | 2005年 | 2002年 | 1999年 | 1996年 | |
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糖尿病治療中の患者数 | 237.1万人 | 246.9万人 | 228.4万人 | 211.5万人 | 217.5万人 |
あくまで推計値(総患者数=入院患者数+初診外来患者数+再来外来患者数×平均診療間隔×調整係数 で算出されるそうです)ですので、様々な誤差要因が乗っているだけかもしれません。
いずれにしても、推定890万人と言われる糖尿病患者さんの中で医療機関を定期的に受診している人は約1/4に過ぎないわけです。これは、いまだに多くの糖尿病の方々(約3/4の方々)が健診等の発見の機会を得ていないか、または見つかっていても放置しているということを意味していて、実は大きな問題です。