特定健診日記

生活習慣病・メタボについてのホットトピックスを発信中

「糖尿病最前線」特集

医療機関検索サイト「Caloo」で、「糖尿病最前線」という特集が始まっており、インクレチン製剤やCGMSなど、最近のホットな話題が取り上げられています。


以下は現在の見出しです:


まだ特集は続くようで、今後の記事も楽しみです。


糖尿病診断アクセス革命

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ
blogram投票ボタン

特定保健指導の実施率も低迷中…

特定健診保健指導
前エントリー(d:id:bonbokorin:20110125:p1)で特定健診の受診率(実施率)の伸び悩みに触れましたが、健診異常者への特定保健指導もまだまだの状況が続いているということが、厚生労働省の調査で報告されました。下記は厚生労働省ホームページからの引用です:


<特定保健指導実施率>

全 体 市町村
国保
国保
組合
協会
けんぽ
組合
健保
船員
保険
共済
組合
平成20年度 7.7% 14.1% 2.4% 3.1% 6.8% 6.6% 4.2%
平成21年度 13.0% 21.5% 6.9% 7.2% 12.4% 9.8% 9.4%


このように、若干の向上は見られてはいるものの、全体にはまだまだ不十分であり、今後、一層の努力・テコ入れ策が必要そうです。


糖尿病診断アクセス革命

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ
blogram投票ボタン

特定健診実施率、2年目(平成21年度)も低迷

特定健診保健指導
平成20年度(2008年度)から始まった特定健診ですが、今週、厚生労働省より平成21年度(開始後2年目)の特定健診実施状況のまとめが公表されました(PDFファイル)。


それによりますと、平成21年度も実施率は40.5%に留まり、初年度とほぼ同レベルでした。
内訳は下記の通りです:

全 体 市町村
国保
国保
組合
協会
けんぽ
組合
健保
船員
保険
共済
組合
平成20年度 38.9% 30.9% 31.8% 30.1% 59.5% 22.8% 59.9%
平成21年度 40.5% 31.4% 36.0% 30.3% 63.3% 32.1% 65.4%

特定健診実施率目標(65%)を達成しないと後期高齢者医療制度への拠出金増額ペナルティー」という形でスタートした特定健診ですが、後期高齢者医療制度そのものが消滅したことで、ペナルティーもなくなった中、今後、健診受診率がさらに向上する余地はどのくらいあるのか、懸念されます。


糖尿病診断アクセス革命

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ
blogram投票ボタン

高尿酸血症治療薬「フェブリク錠」(フェブキソスタット)、今春発売へ

昨日(1月21日)、帝人ファーマ株式会社の新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」(一般名:フェブキソスタット)に製造販売承認が下りたそうです。フェブリクは、体内での尿酸合成を抑制することで尿酸値を下げるお薬で、1日1回の内服で十分な効果が得られるとされています。

下記は帝人ファーマのプレスリリースからの引用です:


 「フェブリク錠」は、帝人ファーマが自社創製した高尿酸血症治療剤であり、世界初の非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤です。同酵素の阻害剤としては、40年来、アロプリノールが臨床使用されていますが、本剤はアロプリノールとは異なる新しい作用機序を有しており、1日1回の服用で血中尿酸値を治療目標値まで強力に低下させ、長期に維持します。また、腎機能が軽度から中等度に低下した患者さんにも用量調節せずに服用いただくことが可能で、使いやすい薬剤となることが期待されます。 


 帝人ファーマでは、このたびの承認取得により、本剤が日本国内で約1,600万人と推定される痛風および高尿酸血症の患者さんのQOL(Quality of Life)向上に貢献できるものと期待しています。また、本剤は、既に導出先企業を通じて米国・カナダ・フランス・イギリス・ドイツ・アイルランド・イタリア・ギリシャオーストリアの9ヶ国で販売しており、日本国内だけでなく、世界戦略製品として大型化を期待しています。今後も引き続き様々な地域において海外企業と連携することで、販売エリアの拡大を進め、ピーク時には導出先での売上高を含め、全世界で年間1,000億円以上の売上高を目指します。


用法・用量は下記の通りです:


1日10mgより開始し、1日1回経口投与
その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量
維持量は通常1日1回40mg、最大投与量は1日1回60 mg


糖尿病診断アクセス革命

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ
blogram投票ボタン

男性の肥満傾向、再び増悪 - 平成21年国民健康・栄養調査結果

特定健診保健指導
平成21年国民健康・栄養調査結果が先週、厚生労働省ホームページで公開されました。それによりますと、今回再び、男性の肥満傾向は増悪してしまっていた- とのことです。昨年発表の平成20年調査では改善傾向が見られており(d:id:bonbokorin:20091110:p1をご参照ください)、「今後、減少傾向が続くのでは?」と期待されていただけに、やや残念な結果でした。


下記は厚生労働省の発表文書からの引用です:

肥満者(BMI≧25)の割合は、男性30.5%、女性20.8%である。男性の20〜60歳代では、肥満者の割合が前年に比べ2.1%多くなっているが、平成12年以降、それ以前の5年間に比べ肥満者の割合の増加傾向が鈍化している状況にあることには変わりがない。なお、女性の40〜60歳代では、前年と比べ横ばいである。


具体的には下図のようになっています:



BMI25という数字に本質的意味があるわけではないことは当ブログにて以前から強調してきていることではありますが(例えばd:id:bonbokorin:20090122:p2をご参照ください)、「定点観測指標」としての意味はもちろんあるわけで、今後も動向が注目されます。


糖尿病診断アクセス革命

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ
blogram投票ボタン

足立区「第10回健康あだち21フォーラム」で指先HbA1c測定

2010年11月27日(土)に足立区役所で行われた健康啓発イベント「第10回健康あだち21フォーラム」で、「指先採血HbA1c測定による糖尿病チェック」が足立区薬剤師会・糖尿病診断アクセス革命事務局主催で行われました。



約50名の方々が無料でHbA1c値と血糖値のチェックを受けられ、大盛況だったようです。


今後、このような行政主導の健康啓発イベントでもA1cGEARのような最先端の医療機器がどんどん活用されて、実際に糖尿病を始めとする生活習慣病が見つかっていくことを期待します。


「糖尿病診断アクセス革命」サイトへ

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ
blogram投票ボタン

薬局店頭で無料糖尿病チェック! - 東京都足立区で試行中

特定健診保健指導
今年、日本の糖尿病人口は1000万人の大台を突破すると予測される中、特定健診の実施など糖尿病やメタボへの対策は打たれてきたものの、その実施率の低さ(d:id:bonbokorin:20100920:p1およびd:id:bonbokorin:20100401:p1などをご参照ください)からは、まだ十分とは言えない状況が続いています。


そのような中、「薬局店頭で糖尿病チェックを!」という新たな試み「糖尿病診断アクセス革命」が注目されています(d:id:bonbokorin:20101001:p1もご参照ください)。下記は10月15日付けの「足立よみうり新聞」からの引用です:


無料で糖尿病チェック 区内薬局で開始
〜東大・足立区医師会等4団体が共同〜


 10月12日から、区内9つの調剤薬局(下表参照)で、糖尿病のチェックが簡単にかつ無料で行われるようになった。


 これは、東京大学・足立区医師会・足立区薬剤師会およびNPO法人ADMSの4団体による共同研究事業として、区内薬局で「指先HbA1c測定」を行うもの。


 この測定方法では、過去1、2か月の平均的な血糖値を知ることができる。実際の血糖値は直前の食事の影響を受け上下しやすいが、HbA1cでは血液中の糖分がヘモグロビンに結びついた割合を調べるので安定した数値を得ることができる。


 自分で指先から一滴を採血し機械へかけ、約6分待つと測定値が出る。


 足立区薬剤師会では「自覚症状がない糖尿病のチェックを薬局の店先で気軽にしていただくことで、今まで血糖値の検査をしたことがない人へ医療機関への受診をお勧めできます」としている。



このような試みが全国へ広がっていくことを期待したいところです。


「糖尿病診断アクセス革命」サイトへ

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ
blogram投票ボタン