薬局店頭で無料糖尿病チェック! - 東京都足立区で試行中
特定健診・保健指導
今年、日本の糖尿病人口は1000万人の大台を突破すると予測される中、特定健診の実施など糖尿病やメタボへの対策は打たれてきたものの、その実施率の低さ(d:id:bonbokorin:20100920:p1およびd:id:bonbokorin:20100401:p1などをご参照ください)からは、まだ十分とは言えない状況が続いています。
そのような中、「薬局店頭で糖尿病チェックを!」という新たな試み「糖尿病診断アクセス革命」が注目されています(d:id:bonbokorin:20101001:p1もご参照ください)。下記は10月15日付けの「足立よみうり新聞」からの引用です:
無料で糖尿病チェック 区内薬局で開始
〜東大・足立区医師会等4団体が共同〜
10月12日から、区内9つの調剤薬局(下表参照)で、糖尿病のチェックが簡単にかつ無料で行われるようになった。
これは、東京大学・足立区医師会・足立区薬剤師会およびNPO法人ADMSの4団体による共同研究事業として、区内薬局で「指先HbA1c測定」を行うもの。
この測定方法では、過去1、2か月の平均的な血糖値を知ることができる。実際の血糖値は直前の食事の影響を受け上下しやすいが、HbA1cでは血液中の糖分がヘモグロビンに結びついた割合を調べるので安定した数値を得ることができる。
自分で指先から一滴を採血し機械へかけ、約6分待つと測定値が出る。
足立区薬剤師会では「自覚症状がない糖尿病のチェックを薬局の店先で気軽にしていただくことで、今まで血糖値の検査をしたことがない人へ医療機関への受診をお勧めできます」としている。
このような試みが全国へ広がっていくことを期待したいところです。