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糖尿病治療にメディカルツーリズム - 徳島県で実験的に

「メディカルツーリズム」とは、海外旅行と医療をセットにして外国人対象の新しいビジネスにしよう、という動きですが、わが国でも、高水準な医療を世界に向けて開くことで成長産業にしていこう、という試みが始められているようです。


糖尿病治療を対象としたものは、おそらくこれまでなかったように思いますが、このほど、徳島県で上海からの「お客さん」を呼びこもう、という試みが行われるそうです。下記は毎日新聞からの引用です。


医療観光モニターツアー:中国・上海の患者ら招き、糖尿病検査や名所PR /徳島

 ◇20日から3泊4日で−−県


 糖尿病死亡率全国ワーストワンを逆手に−−。県が糖尿病患者らを対象に計画する「医療観光」のモニターツアーの日程が決まった。中国・上海から患者や旅行業者ら29人が招かれ、20日から3泊4日で糖尿病検査と観光をセットで体験。航空運賃や滞在費、検査料など560万円は県が負担する。


 徳島阿波おどり空港オープン(4月8日)を前に記念運航される上海−徳島間のチャーター便を利用。参加者は21日、朝から徳島大病院(徳島市)で内臓脂肪や血糖値など糖尿病検査を受診、夜は県産食材を使った低カロリーのヘルシーメニューを試食する。県は大塚国際美術館(鳴門市)やかずら橋(三好市)などに案内し、県内名所の魅力もPRする。


 参加者にアンケートを実施し、感想や意見を計画の具体化に反映させる。県は「モニターツアーを契機に魅力のある観光モデルを構築したい」としている。


記事中にもありますように、徳島県は「糖尿病死亡率全国ワーストワン」の県でもあるわけですが、そこを逆手にとって、文部科学省の「知的クラスター創成事業」という国家プロジェクトの一環として「徳島 健康・医療クラスター」という研究プロジェクトを平成15年から実施中でもあります。来月、「徳島阿波おどり空港」のオープンということもあり、「メディカルツーリズムに活路を」ということのようですが、事業としてうまく軌道に乗っていくのか、注目されます。


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