特定健診日記

生活習慣病・メタボについてのホットトピックスを発信中

美容院でメタボやがん検診のピーアールを行う試み、名大病院で

特定健診保健指導
美容院でメタボやがん検診のピーアールを行う試みを名大病院が近隣の美容院とタイアップして始めるそうです。美容と健康はどこかでつながっていますし、これは面白いアイデアですね。かなり効果もありそうな気がします。朝日新聞に出ていた記事です。


ダイエットやがん情報、美容院から発信 名大病院と連携


 メタボ予防や乳がん検診を美容院で客にアピール――。4月から愛知と大阪でこんな試みが始まる。美容師に「美と健康のコンシェルジュ」になってもらい、客との会話の中で健康を守る大事さを伝えてもらう。名古屋大付属病院(名古屋市昭和区)のスタッフを中心にした取り組みで、1期生のコンシェルジュ約80人が間もなく誕生、まずは16の美容院でスタートする。

 女性客が多く、一定の時間を過ごす美容院。名大病院の杉浦伸一講師(48)はこの点に着目し、客に健康への関心を高めてもらう場にできないかと、1年ほど前から美容院の経営者らと連携の方法を模索してきた。美容師らとも話し合い、たどり着いたのが「コンシェルジュ」方式だ。

 コンシェルジュは、ホテルで宿泊客の要望に対応する係員を指す。最近では、病院やマンションに配置し、患者や住民の対応にあたる例も出ている。名大病院では06年から院内にコンシェルジュを置いている。

 コンシェルジュは、全国の医師や薬剤師らでつくるNPO法人で、名大病院のスタッフも加入している「MeDICC(メディック)」(名古屋市)が、延べ数時間の講習を受けた美容師に対して認定する。講習会では、がんの早期発見の大切さをはじめ、肌と食生活との関係や適切なダイエット方法を学ぶ。数字や宣伝文句に踊らされないように商品広告を見る目も養うという。客との会話やアドバイスに生かすのが狙いだ。

 杉浦講師は「美容院を訪れる客がメタボリック症候群や乳がんについて正しく知ることで、生活習慣病の予防やがんによる死亡率の低下につながる可能性がある。将来の医療費も抑えられるかも知れない」と期待する。

 名古屋市千種区で美容院を営む湊谷貴志さん(31)は2月、美容師らでつくるグループのメンバーとともに、名大病院のスタッフが開いた講習会に参加した。4月にはコンシェルジュに認定される見通しだ。

 「健康診断や入院した時の話など、店では健康に関する話題も多い」という湊谷さん。「専門家による講習を受けることで知識が増え、会話の幅も広がる。髪の話題だけではなく、お客さんの健康の手助けができれば」と話す。

 杉浦講師は、求めがあれば随時、講習会を開き、将来はコンシェルジュの人数、協力してくれる美容院を増やしたいとしている。講習会などの問い合わせはメディック(052・733・5070)へ。


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