特定健診日記

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沖縄県南城市で「ナイト健診」の試みが好評

特定健診
沖縄県南城市特定健診の受診率アップのために、夜間(午後6時〜7時30分)の健診を試行したところ、大好評だったとのことです。琉球新報が2月4日付で報じたものです。

 南城市が特定健康診査(生活習慣病予防健診)の受診率向上策として1月20日から29日まで4地区で実施したナイト(夜間)健診で、市の予想をはるかに上回る261人が受診し、関係者を驚かせている。

 ナイト健診は県内初の試み。受付時間を午後6時から7時30分までに設定し、仕事を終えてからの受診を可能にした。市は、予約状況から一地区当たり20人程度の受診を想定していたが、初日の佐敷地区で100人が受診。4地区の合計は予想の3倍以上だった。

 昨年12月現在の市の推定受診率は29%だったが、ナイト健診の実施で2008年度の受診率目標35%を達成する見込み。ナイト健診や報奨金制度など市独自の取り組みが功を奏し、前年度の25%から約10ポイント上昇しそうだ。

 市が受診者に実施したアンケート調査では「健診は夜間の方が良いか」との質問に、約7割が「はい」と回答。昼間の健診では男性の受診率が低い傾向があるが、ナイト健診では男性の受診者が半数を上回った。会場では受診者から「夜でないと来られなかった」「初めて健診を受けた」という声があった。

 市健康課の高江洲順達課長は「今回の試みで(ナイト健診への)住民のニーズが高いことが分かった。スタッフ確保のために関係機関との調整が必要になるが、できれば今後も実施したい」と話している。


健診受診者の利便性向上のためにどこまで手間やコストをかけられるものなのか、議論は必要でしょうけれど、10日間の限定試行で健診受診率が6%も上がったのであれば、かなり効果的だったと言えるのではないでしょうか。今後、このような試みがさらに広がるのかどうか、見守りたいと思います。


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