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高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)が発表されました

本日(2009年1月16日)、高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)が日本高血圧学会から発表になりました。前回のJSH2004から5年ぶりの改訂になります。基本的な高血圧基準値(140/90mmHg以上)や正常血圧基準値(130/85mmHg未満)、降圧目標値(若年者・中年者では130/85mmHg未満、高齢者では140/90mmHg未満)などは変わっていませんが、注目される点の第一は、家庭血圧に対する血圧基準値が新たに設定されたことです。家庭血圧に対する基準値は上記の診察室血圧基準値よりも収縮期・拡張期とも5mmHg低い値に設定されました(すなわち高血圧基準値は135/85mmHg以上、正常血圧基準値は125/80mmHg未満)。

JSH2009 基準血圧値

診察室血圧 家庭血圧
高血圧基準値 140/90 135/85
正常血圧基準値 130/85 125/80


また治療についてのガイドラインとしては、糖尿病合併高血圧治療の第一選択薬がACE阻害剤とARBのみになり、カルシウム拮抗薬が第一選択からはずれ、二次選択薬に格下げとなりました。

その他の詳細は、日本高血圧学会のホームページよりご覧になれます。


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