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電子たばこ「タエコ」

禁煙外来
禁煙補助グッズとして、電子たばこ「タエコ」なる新商品が人気のようです。12月7日付け朝日新聞の記事からの引用です。

 吸うと先端が赤くなり、口元からは紫煙が——。どこから見てもたばこだが、実は「作り物」だ。正体は禁煙用に作られた電子たばこの「タエコ」。利用者からは「たばこを吸っている気分を味わえ、禁煙が楽になる」と好評だ。また喫煙禁止場所でも楽しめることで、愛煙家にも評判になっている。

 タエコは中国の企業が開発し、大阪市の会社が輸入元となり、全国の代理店で販売されている。最大の特徴は徹底した「吸い込み感」の再現。長さ、細さともたばことほぼ同じ形。吸うと電源が入り、LEDがまるで火がついたかのように赤く光る。また筒に内蔵した電熱線で水蒸気を発生させ、吸い口からはたばこの煙のような紫煙が立ち上る。

 吸い口には取り換え用のカートリッジがあり、たばこの風味を感じることができる。ただし、ニコチンやタールは全く含んでいない。また煙は加湿器で使う程度の温度の水蒸気で、引火の危険もなく、「たばこと似て非なるもの」というわけだ。禁煙に挑む人からは「口寂しさが解消できる」。愛煙家からも「会議室や家の中でもたばこを吸っている気分になれる」という声が寄せられるという。

 筒は充電式で、カートリッジには約10種類の味がある。値段は1カ月分のカートリッジ(4725円)込みで1万8900円と、やや高価だが、札幌で販売をしている会社は「ずっとたばこを続けるより安いし、なにより健康的です」と話す。近く、札幌の代理店「インワールド」を通じて、全国展開の雑貨店にも並ぶ予定だ。ネットでの販売は同社のHP(http://www.taeco.jp)へ。

このような工夫も案外、大事かもしれません。ただ、本格的なニコチン依存症はやはり「意志の力」「工夫」頼みの治療は困難、というのが臨床現場の実感で、ニコチン受容体部分刺激・拮抗剤バレニクリン(チャンピックス)内服治療やニコチンパッチ・ガムによるニコチン補充療法と言った、禁煙補助薬の活用が必須と考えます。これらはニコチン依存症管理外来(禁煙外来)にかからないとできませんが、最近は禁煙外来も身近になってきました。東京都足立区の禁煙外来一覧はこちらです。


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