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国内初のDPP-4阻害薬シタグリプチン(「ジャヌビア錠」「グラクティブ錠」)が正式承認

国内初のDPP-4阻害薬シタグリプチン(「ジャヌビア錠」「グラクティブ錠」)が10月16日正式承認され、年内には薬価収載されて、販売開始となるそうです。


下記はキャリアブレインニュースからの引用です。

 厚生労働省は10月16日、万有製薬と小野薬品の経口2型糖尿病治療薬(商品名「ジャヌビア錠」「グラクティブ錠」)を正式承認した。日本で初の選択的DPP-4阻害薬で、新しい作用機序を持つ経口2型糖尿病治療薬の正式承認は10年ぶり。


 DPP-4は、食後に分泌される消化管ホルモン「インクレチン」を分解する酵素。「インクレチン」は血糖値の状態に合わせ、膵臓からのインスリンの分泌を増加させるとともに、グルカゴンの分泌を減少させることで血糖値をコントロールする。この治療薬はDPP-4を選択的に阻害することで「活性型インクレチン」を増加させ、体内の血糖値レベルに応じて血糖低下作用を発揮する。


 「インクレチン」は血糖値が正常、低値ならインスリン分泌を増強しないため、低血糖にはならない。また、国内外の臨床試験により、体重変化がないことも明らかになっている。


 この治療薬は、小野薬品が2004年11月に米メルク社と締結したライセンス契約に基づき、小野薬品と万有製薬が国内共同開発したもので、現在、世界85カ国以上で承認されている。


 DPP-4阻害剤は記事にもありますように、10年ぶりの新しい作用機序を持つ経口糖尿病薬であり、大変期待されています。「年内発売」は以前からのスケジュール通りであり、順調にここまで来たという状況です。用法・用量は、

1日1回50mg〜100mg、経口投与

ただし、腎機能低下者には慎重投与:中等度腎機能障害(男性1.5<Cr≦2.5、女性1.3<Cr≦2.0)では半量:25mg〜50mg


です。


なお、さらに詳しい情報は、開発元であるメルクの子会社、萬有製薬のサイトにあります。


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