喫煙健康被害、箱に写真を WHO、各国政府に要請
保健指導・禁煙外来
タイトルの通り、WHOが各国政府に「タバコの箱に健康被害に関する写真を」と要請したとのことです。確かにタバコの害に無自覚な人はまだまだ沢山いるように思いますので、一定の効果は期待できそうです。
6月1日付、日経新聞からの引用です。
5月31日を「世界禁煙デー」に定めている世界保健機関(WHO)は全加盟国の政府に対し、たばこの箱にヤニで黒ずんだ肺や歯などの写真を印刷することをメーカーに促すよう要請した。たばこが引き起こす健康被害を喫煙者に強く訴え、禁煙に踏み切らせる狙い。現段階では要請に強制力はないが、日本など喫煙率の高い“喫煙大国”は今後対応を迫られる可能性がある。
2005年に発効した「たばこ規制枠組み条約」は箱の30%以上の面積に健康被害を説明する警告文を印刷することを義務付けた。日本もこれに従って警告文を印刷しているが、カナダやブラジル、シンガポールなどはさらに踏み込み、たばこの健康被害を写した生々しい写真を箱に印刷し始めているという。WHOは世界で毎年500万人が死亡しているとされるたばこの健康被害を世界的な課題と位置付けており、「箱の写真は喫煙を大きく減らして人命を守る効果的な方法」と主張している。
健康被害の写真というのは、例えばこのようなものでしょうか:
左側が健康な肺、右側が喫煙者の肺です
(こちらのホームページより引用させていただきました)
喫煙者の肺は汚れがたまっているのが一目瞭然ですね。
ちなみに今週は禁煙週間です。