メタボリックシンドロームでは食塩感受性亢進:Lancet誌
特定健診・保健指導
NEJMと並んで世界最高峰の医学雑誌とされるThe Lancet誌の最新号にメタボリック症候群では食塩感受性が亢進している、という成績が報告されました(Metabolic syndrome and salt sensitivity of blood pressure in non-diabetic people in China: a dietary intervention study. Lancet 373:829 - 835, 2009)。
主要なデータは下記のグラフです。
左側が塩分制限をした場合の血圧低下、右側が逆に塩分負荷をした場合の血圧上昇の程度を示したものですが、メタボの人(赤色の線)は食塩に影響される程度が強いことが示されています。
メタボの高血圧対策としては塩分制限というのは以前からのセオリーですが、改めてその必要性が示されたことになります。