特定健診日記

生活習慣病・メタボについてのホットトピックスを発信中

「26ショック」もしくは「沖縄クライシス」再考

特定健診保健指導
前々エントリーd:id:bonbokorin:20090204:p2で沖縄の「26ショック」のことが引用記事に出てきましたが、少し掘り下げて調べてみました。「26ショック」とは、NTT西日本のプレスリリースにありますように

 2002年12月に公表された(2000年の)都道府県別の平均寿命で、沖縄県は、2000年時点で女性が86.01歳で全国1位を維持しているが、男性は77.64歳で全国平均(77.71歳)を下回り、その結果、1995年の全国4位(77.22歳)から26位に後退したことの喩え。


なわけですが、2007年12月に公表された2005年の統計はどうだったのか気になり、厚生労働省のホームページで確かめてみました。2005年では全国25位で順位としてはほぼ横ばいだったようです。


ただ、「0歳余命と75歳余命の比較(男)」というのを見ますと、やはり沖縄県の特殊性というのがくっきりと出ていました。下図がそれなのですが、沖縄県では若年者の平均余命が高齢者の平均余命に比し、突出して短いことがわかります。


これに対しまして女性では若年者と高齢者の平均余命の相関関係が保たれていて、異変は感じられません。


このことはやはり、そもそも男性にメタボが多いことと深い関係がありそうです。その背景としては、占領時代に米国の食文化の影響を最も強く受けたであろうことも何らか関係していそうな気がします。


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 健康ブログへ