平成19年国民健康・栄養調査結果が発表:糖尿病また増加
特定健診・保健指導
本日、平成19年の国民健康・栄養調査結果が厚生労働省より発表されました。糖尿病の増加に全く歯止めがかかっていないことに少々驚きました。糖尿病の人の推定数は890万人にまで増え、HbA1c5.6%以上の人の推計数は2210万人にまで膨れ上がっています。詳細は厚生労働省ホームページでご覧になれます。
要点は下記の通りです。
糖尿病の状況について
- 糖尿病が強く疑われる人は約890万人。糖尿病の可能性が否定できない人は約1,320万人、合わせて約2,210万人と推定された。
- 糖尿病が強く疑われる人の治療状況について、「現在治療を受けている」と回答した者の割合は増加しているが、「ほとんど治療を受けたことがない」と回答した者は依然として約4割にのぼる。
1997年 | 2002年 | 2007年 | |
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糖尿病が強く 疑われる人(HbA1c≧6.1%) |
約690万人 | 約740万人 | 約890万人 |
糖尿病の可能性が否定 できない人(5.6%≦HbA1c<6.1%) |
約680万人 | 約880万人 | 約1,320万人 |
上記の合計 | 約1,370万人 | 約1,620万人 | 約2,210万人 |
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況について
- 40〜74歳でみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者又は予備群と考えられる者。
身体活動の状況について
- 日常生活における歩数の平均値は、男性で7,321歩、女性で6,267歩となっており、「健康日本21」の目標値である男性9,200歩、女性8,300歩に達していない。
喫煙の状況について
- 現在習慣的に喫煙している者の割合は、男性では減少傾向にあるものの依然として約4割であり、女性は横ばいで約1割であった。特に、男女とも20歳代〜40歳代で高く、男性で約5割、女性で約2割。