特定健診（メタボ健診）の進捗状況：福岡市はまだ８％！
特定健診
昨年4月から始まった特定健診ですが、このブログでも進捗状況が芳しくないことはお伝えしてきましたが、先週末に西日本新聞に載った記事によりますと、福岡市の健診実施率はなんと「8%」とのことです。目標の65%は遥か遠くですね・・
1月9日付の西日本新聞朝刊の記事からの引用です。
福岡市は９日、特定健診（メタボ健診）の受診を市民に促す官民組織「特定健診推進応援団」を発足させ、同市役所１５階講堂で午後４時から、発足式を開く。健診の受診率が低いと後期高齢者医療制度で市の負担増につながる恐れがあり、同市は広くスクラムを組み、市民が受診しやすい環境づくりに乗り出す。
応援団設立は社会全体で受診の機運を盛り上げるのが狙い。市は応援団メンバーとして、企業や地域団体などの参加を募集中。メンバーは社員や地域住民に特定健診の受診を勧め、運動や食を通じた健康づくりの後押しもする。市保険年金課特定健診担当によると、８日までに約１００社・団体が申し込んだという。
市は参加のメリットとして、９日に市が立ち上げる応援団専用ホームページで各自の取り組みをＰＲできることや、健康づくりに関する情報交換、イベントの共同実施などを挙げている。
昨年４月にスタートした特定健診については、国が２０１２年度までの健診実施率の目標を掲げ、達成できないと保険者に後期高齢者医療制度への分担金を増やすペナルティーを科す方針。国民健康保険の場合は６５％が目標で、福岡市の昨年４月から同１１月末までの実施率は８％どまり。今年３月まででみても「本年度は高くて１５％」との状況。市は「特定健診を市民に身近な存在にしていきたい」としている。
ここまで健診実施率が低いと相当いろいろ取り組まないといけませんね・・
全国的な動向について、昨年10月に参議院で質問が出てきますが、「わからない」とのことでした。
（質問者：藤末議員）本年四月から開始された特定健診の受診者数・受診率、特定保健指導の指導数・指導率は現在どのような状況になっているか、具体的に示されたい。
（回答）内閣参質一七〇第五五号
特定健康診査及び特定保健指導（以下「特定健康診査等」という。）の実施状況については、毎年度、社会保険診療報酬支払基金が保険者に対し、報告を求めることとされている。厚生労働省としては、保険者からの報告があった後に、同基金に対し、その内容についての報告を求めることとしており、現時点で、お尋ねについてお答えすることは困難である。
